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青森県の地震での青森市と弘前市の地盤面に起こったこと?

2026年6月25日、青森県で岩手県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。この地震で、県庁所在地である青森市と津軽藩の城下町の弘前市の地盤面に何らかの変異が認められるか、思い出しがてらSAR解析をやってみました。


Sentinel-1のSLCデータをダウンロードしたはいいが、その後の手順をすっかり忘れていた。こんなこともあろうとメモしておいたものを見ながらの作業になりました。備忘録が役に立って、うれしいやら情けないやら。


青森市の市街地の干渉画像です。




図からは、市街地北部の海岸から南方向へきれいなグラデーションが現れているようです。点線の位置の変位幅をグラフにしてみました。



海岸に近い地域は約1.5㎝の沈下、x軸で400ピクセルの位置で約±ゼロで、緩やかな右肩上がりに線形的な変化があったようです。これにより、山側が川沿いより約1.5㎝高くなったようです。ただし、水平成分は完全に無視しています。ごめんなさい。


でも、これっていつものことなんじゃない?つまり地震があったからこんな地盤変位があったのではなく、弘前市ではいつもあることなんじゃない?


検証してみます。


半年前の2026年1月に同じ位置の干渉画像を見ると、このようになります。


ノイズだらけで、たぶん地盤面の変位は測定できないと思います。


案の定、見る値なし。


さらに1年前の2025年6月などうでしょうか。

海側が濃い黄色で南に向かうと黄緑色になっています。ということは、海側がそのままで、山に近い地域が少し沈下したようです。


海岸からしばらくは地盤面の変位は認められず、真ん中あたりで約5mm沈下したようです。


2026年6月の地震の時は、右肩上がりで合計約1.5㎝の変位があったのに対して、2025年6月はおおむね水平、真ん中あたりで約5mm沈下しています。地震の時と変位幅も変位の方向も全然違います。つまり、2026年6月の地盤面変位は、地震によって引き起こされた可能性が高いと考えられます。


さて2026年6月の弘前市を見てみます。


弘前市では市街地北西部を流れる岩木川から南東方向に変位の傾向が表れているようです。


岩木川に近い部分が約1.5㎝沈下し、内陸方向へ線形的に隆起がみられます。隆起幅が最も大きかったところで約+5mmでした。


合成開口衛星(SAR衛星)のデータを解析すると、人間が感じないような微細な変化を可視化して見せてくれます。面白いですよ。


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