日本中の式内社(神社の一種)をまとめてCSVにして提供しているサイトがありました。その名も
「神社好き」
神社に対する愛情あふれるネーミングです。
式内社とは、サイトの文言を引用すると
「延喜式(えんぎしき)は、平安時代に編纂された格式(律令の施行細則)のこと。延喜式の巻九と十を 「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」 といい、朝廷に官社として指定された神社の一覧となっている。この 「延喜式神名帳」 に掲載されている神社のことを式内社(しきないしゃ)という。
「延喜式神名帳」は延長5年(927年)にまとめられている。式内社は、いわば当時の親朝廷派の神社のリストであり、当然これ以外の神社も数多くあったと思われる。ちなみに、こうした神社のことを式内社に対して式外社(しきげしゃ)と呼ぶ。」
とのこと。
このデータだけで機械学習の素材にするのは無理があります。でも将来何か別のデータと繋いで分析対象にできるかもしれないので、とりあえず保管。
ただ保管するだけではもったいないので、いくつか可視化してみました。


式内社数が多い都道府県別のベスト10です。やはり関西圏に多いですね。島根県がランク入りしているのは出雲大社の関係でしょうか。なお北海道、青森県、沖縄県には式内社はありません。地図に落とすと関西圏に集中していることと、関西圏から離れるにつれて少なくなっていくことがよく分かります。北海道、青森、沖縄に式内社がないのは、単に遠いから?

昔の国名で式内社の数を比べてみると、京都府は旧国名にすると、山城国、丹波、丹後など細かく分かれてしまうので、ぐっとランクが落ちてしまいました。兵庫県も同様に、但馬、播磨、揖保など細分化してしまってランク外です。ランクアップしたのが伊勢国。今の三重県のほかに、愛知県の一部、岐阜県の一部を含んで数を伸ばしました。
また、このサイトでは式内社を下記の7つの社格が記載されていました。内訳はこのとおりです。

僕は社格のことは全く分かりません。興味ある方はご自分で調べてみてください。
小 2955
名神大 248
大 111
並名神大 54
並大 30
鍬靫 1
神社が身近な存在なのですが、意外と神社のことは知らないですね。