NVIDIAのグラフィックボードをGPUとして使用するためには、避けては通れないセッティングがあります。やることは、
1,CUDAツールキットのダウンロードとインストール
2,cuDNNをダウンロードして解凍し、所定のフォルダに入れる(インストールではありません)
3,パスを通す。
これだけです。ネット上に解説しているサイトがたくさんあるので、困ることはありません。これらのバージョンを合わせるのが面倒なのですが、2022年に入って購入したGPUパソコンなら、CUDAもcuDNNも最新のもので多分大丈夫です。これでGPUでサクサクとなるはずでしたが、
Could not locate zlibwapi.dll. Please make sure it is in your library path!
というエラーが出て、GPUが働いていません。CPUだけでのんびり処理しちゃっています。
エラーの内容を見ると、「zlibwapi.dllが見当たらないです。ちゃんと所定のところに入っていますか?」と怒っています。
zlibwapi.dllを所定の場所に入れるだけでOKなのですが、zlibwapi.dllなんてどこにあって、どこに入れればいいの?
僕はこれで二週間以上悩んだあげく、ほぼあきらめかけた時、ようやくこのサイトにたどり着きました。
https://www.kkaneko.jp/tools/win/tensorflow2.html
このサイトの中の
2,NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA cuDNN のインストールから
↓
⑤ NVIDIA cuDNN v8.5 のインストール(Windows 上)へ進んで、
これを下へスクロールしていくと、この画面になります。あとは「インストールの手順」のとおり。
CUDAツールキットを普通にインストールしていれば、CドライブのProgram Filesフォルダの中にNVIDIA GPU Computing Toolkitというフォルダが自動的に作られているので、ここに書いてあるとおりのコードでzlibwapi.dllが所定の場所に入ります。あ~助かった。